泉南市の見解・対応  学校 プール について


泉南市議会会議事録等からまとめました


 下記にまとめたものは、私たちが気になる部分をピックアップした上に、さらにかなり切り取っています。泉南市議会 会議録検索ページにリンクをはっていますので、是非そちらも確認してください。

 会議名をクリックすると会議録検索システムが別窓で開きます。「最近の会議録」から議事録を選ぶか、開催期間や「プール」のことばで検索すると表示されます。(議事録ごとの固定のURLはないそうです)議事録を開いて画面左の発言番号を選ぶ(クリックする)と当該発言が表示されます。

 疑問に思う答弁については教育委員会に質問をしています。クリックすると私たちの質問と教育委員会の回答を別窓で表示します。


泉南市の見解・対応


2017.4(H29)泉南市公共施設等最適化推進実施計画PDFファイルを策定


公共施設について

国の動きや要請、それを受けて「泉南市公共施設等最適化推進実施計画」ができるまでをまとめました。

泉南市公共施設等最適化推進実施計画の学校プールに関する部分




2018.9.4 (H30)台風21号最接近で避難所開設。公共施設に被害




2018.9(H30)2019.2(H31) 来年度予算編成

(31年度予算から総枠配分方式による予算編成に)

 だいたい9月ごろから来年度の予算編成のため、財政が各部に聞き取りを始める。

一般会計は人件費、普通建設事業費(毎年のものでない。FMの方で検討)、公債費、その他一般財源 に分類される。そのうちの「その他一般財源」(通年であるもの)の配分方法は、だいたい9月ごろから財政が新規など例年にない予算が必要なものについて各部に聞き取り、その分と例年の予算をもとにして部ごとに予算をつける。このとき一定の削減率で削減して枠を決める。(総枠配分方式)11月あたまごろ 財政が次年度予算を各部集めて説明。3月議会に予算を出すまでに各部と調整。



 2018.9.26 泉南市教育委員会平成30年第9回定例会会議録

岡田教育部長      
 私から台風被害と対応につきまして概要をご説明させていただきます。(略)これらの修繕等については、全体で2億6,000万程度の緊急予算が議会も賛同をいただいて、すぐに準備いただいています。それらの内容等を持って、これから説明を申し上げます復旧作業等に用いるという形になっておりますので、よろしくお願いします。

 

桐岡教育総務課長   
 先ほど部長から説明がありました通り、今回の台風第21号につきましては、その被害が甚大だということで、平成30年度の一般会計補正予算、補正第5号が9月10日に台風の被害復旧のための予算として上程され、その場で即決されたものでございます。

 補正予算の総額が2億6,000円となっており、お手元にあります1枚目については台風による教育委員会の所轄施設の被害の概要と概算額の一覧。2枚目が補正予算の事業予定の内訳となっております。

 まず、1枚目からになりますが、こちらは教育委員会が所管しております施設の被害状況と額を載せております。(略)

 砂川小学校については、小学校のプールのフェンスが35メートル倒壊、(略)

(註:学校関係の建物は保険に入っていないのかとの問いに)学校だけに限らず、市の建物自体には市有物件という保険に入っております。ただ、保険の対象外と対象内になるものがあり、それについては、今のところ担当課から聞いておりますのは、被害額の2分の1は補償されるとは聞いております。 
(略)
 保険加入リストを見せてもらうと棟ごとに入っております。ですから、例えば、ある学校で棟が2つあれば2つ入っているということになり、それに加えてプール施設が入っているなど、学校によって異なります。 (註:市有物件災害共済の契約書を情報公開請求しました。)
(略)  
 市有物件の担当課に聞きますと、基本は2分の1が免責隣、修繕後に支払った分の2分の1が返ってくると聞いています。(略)被害額ではなくて、実際にかかったお金の2分の1と聞いていますので、一般の保険とは違うのかなという認識です。




2018.12.17 泉南市教育委員会平成30年第12回定例会会議録

○桐岡教育総務課長

 それでは、議案第3号、平成31年度大阪府泉南市一般会計当初予算に係る要求(案)教育委員会所轄分について説明させていただきます。

 まず、平成31年度の当初予算要求につきましては、財政課から平成31年度の予算編成方針が出されております。

(略)

 それから、歳出につきましては3点。

 1点目が全ての事業に対し効果検証を行なった上で廃止、縮小、統合を含め抜本的な経費の見直しを図ること。2点目が、スクラップアンドビルドを徹底すること。それから、3点目が公共施設の老朽化による工事費の増加が見込まれることから、中長期を見据えたマネジメントに取り組むこととされており、その上で平成31年度については、算定の調整額については3%のマイナスシーリングとして、各部ごとに減額調整を行うことが求められております。

 それを受けまして、お手元の資料をご確認ください。ページをめくっていただきまして、課ごとに主な事業について、要求額を載せております。

(略)

 次に、学校プール授業事業については、前年度比771万6,000円の増額となっております。増額の主な要因といたしましては、修繕料が450万円の増額。備品購入費が208万6,000円の増額となったためでございます。

(註:この会議の時の議案第3号「平成31年度大阪府泉南市一般会計当初予算に関わる要求(案)」で使用した資料すべて情報公開請求しました。請求する時に「係る」を「関わる」と間違えて請求してましたぁぁぁ。orz この資料を見ると、会議録には記載されていない=教育委員には説明していないのに予算の付け替えを事務局が行なっていたことがわかりました。詳しくはこちらの報告書を見てください。




2019.1.22 泉南市教育委員会平成31年第1回定例会会議録

○岡田教育部長

市立学校における今後のプールのあり方についてですが、(略)かなり厳しい考え方をしてございます。(略)台風21号の被害等により学校プールでは稼動できないプールがございます。かなりの修繕を要するプール、あるいは修繕に要する経費の見積もりがまだままならないというような状態があるところでございます。(略)学校プール一般開放事業については、開催の見通しが立ちません。この夏は中止とせざるを得ないと考えております。当然、夏休みの子どもの居場所づくり事業については別途計画を進めておるところでございます。同時に学校の通常授業としてとり行うプールの授業につきましても、やはり学校プールの利用自体がまだ目処が立たないこともありますので、民間の事業者が運営するプールの利用を検討しております。具体的には男里にありますサンエス温水プール、それから新家のマコトスイミングスクールなどの利用を検討しております。各プールにバスを準備して授業を行っていくということを考えております。

 今のところ何とか使えそうなプールが西信達中学校プール、信達小学校プール、砂川小学校プールの3施設となっております。したがって、これまでどおり授業で使用できるのが、西信達の小・中学校、信達の小・中学校及び砂川小学校、加えて泉南中学校には鳴滝プールで、授業をしておりますが、泉南中学校においては、第二阪和を超えたところにある信達小学校のプールに歩いて行けますので、そちらを使っていただこうと考えております。

 それ以外の学校については、先ほど申し上げた民間事業者のプールにバスを仕立てて移動するイメージで、今学校との意見交換をさせていただいているところです。

 学校からも学校プールの一般開放の中止や学校プールを授業で利用できないのは残念だという声もございますが、我々としましては民間のプールを使うことで専門家の水泳指導による質の向上、安全管理面での向上、それから、やはり水泳指導に不慣れな若い先生も増えておりますので、そういった教員の方の負担軽減といったメリットを外部のプールを使うことで見出していきたいと考えております。

 あと、学校のプールの施設設備は老朽化が進んできております。(註:各小学校の劣化度調査の結果 行革・財産活用室)このたび修理ができない状態があり、修繕等の見通しが立たないということもございますが、今後の維持、改修コスト等を考えますと、平成31年度は先ほど申し上げた3カ所の学校プールは使用できますが、近い将来、全てのプールを閉鎖せざるを得ないと考えておるところでございます。

(後略) 

参考:プール廃止の検討期間が1カ月以内?どこで誰が決定したのか不明



2019.2(H31)第6次行財政改革実施計画 PDFファイル

人口減少、生産年齢人口の減少で市税がH9年比86%へ落ち込み

地方交付税からの臨時財政対策債の増加

  ↓

歳出は総枠配分方式(一般財源部分を部局ごとに集計、一定削減率による削減を行った上で配分)による経費削減。



2019.3.4 厚生文教常任委員協議会 

「市立学校プールの在り方」について説明を行い、資料「市立学校プールのありかた」 を提示済み。 

(註:学校 プール の廃止は3月議会の2019年度予算審議の中で決定しましたが、その時、教育委員会が示した唯一の資料が、この「市立学校プールのありかた」です。 ここで教育委員会で審議もしていない学習指導内容の変更が具体的に出てきます。この後の答弁は、「市立学校プールのありかた」の内容に沿ったものとなります。

参考:予算の審議で議員、議会に対して資料を示し、説明を行ったのか

泉南市公共施設等最適化推進実施計画には学校プールも含まれます。この計画に則った資料提示がなく、議会に対して必要な説明を行っていません。)




2019.3.6 平成31年第1回定例会(第1号)

 近年夏の猛暑が続く日が多くなってきておりまして、子どもにとって、外出そのものが危険性を高めるというような状況になってきていまして、そういう厳しい環境の中から子どもの安全確保を図るために、夏季の子どもにおける活動の場所においては、このたび学校のプールの一般開放から、室内での居場所づくりの授業に転換を行うこととしたものでございます。
 やはり
プールの水温というのは、気温が37度、38度と非常に高い温度になってきますと、プールも30度以上の水温ということになってきまして、まるでお風呂に入っているような状態になってくるわけでございます。
 学校
プールは、施設の修繕など維持管理経費や光熱水費、運営経費とかの負担が非常に大きくなってきまして、特に最近は築30年を超えるようなプールがふえてきておりまして、その辺の修繕費等も急増しておる状況でございまして、今後は学校の水泳授業につきましても、温水プールあるいはそういった環境の整った、そういうプールで行っていきたいというふうに考えてございます。

(註:2014年度〜2018年度の修繕費を計算してみた)

 当面はサンエス温水プールを活用させていただく予定ではございますけれども、これもかなり老朽化も進んでおる施設でございまして、

(註:各小学校の劣化度調査の結果 行革・財産活用室)

何年か後には新たな施設、それも温水プールになるのか、オールシーズン使えるような、そういう施設で授業ができるような、そういう体制をつくっていきたいというふうに考えてございます。(89 ○市長 竹中勇人君)

 

 30年ほど前に実は文化ホールのところにプールが、50メーターのプールがあったんですね。そのプールが老朽化してきて、廃止して、今の文化ホールを建てた。そのプールがなくなったがために、各学校にプールを順次配置していったという経過がございます。
 それからあと、非常に老朽化が進んできた。 
(註:各小学校の劣化度調査の結果 行革・財産活用室) 
この中でその老朽化したプールを維持していくのは非常に難しいということで、今回こういうプールの授業を別のところですることを考えたわけでございます。
 (略)私としては、次につくるプールは、オールシーズン使えるようなプールでないと、今は夏の間だけの授業といっても、何日できるかわからないような天候が続くわけでございますので、その辺の安全確保を図るという意味から、全天候型のオールシーズン使えるようなプールでの授業を進めていきたいと。
 そうすることによって、短期に集中せずに、1年中続いてプール授業ができるということで、子どもたちの教育のためにも、そのほうがいいんじゃないかというふうに思っております。(93 ○市長 竹中勇人君)


 

2019.3.7 平成31年第1回定例会(第2号)

 御指摘のとおり、学校のプールにつきましては、今年度からテスト的に約半分ぐらいの学校でサンエス温水プールを使った水泳授業への切りかえを行っていきます。来年からは全校、学校のプールを使わずにという方向で考えているところでございます。

 サンエス温水プールも、かなり古くなっておりますので、あと10年ぐらいもてばいいところかなというふうに思うわけでございます。それまでの間に新たなプールを考えていかないといけないというふうに思っております。

(略)

 つきましては、これはこの任期中にやるかというか、サンエスのプールの耐用年数を考えれば、それまでの間にはつくらないといけないというふうに思っていますけれども、その手法につきまして、市でやるべきなのか、あるいは民間でお願いするべきなのか、またPFIを使ってやるべきなのか、その辺はこれから考えていきたいというふうに思っております。(28 ○市長 竹中勇人君)

 



2019.3.11 平成31年第1回定例会(第4号)

 中段に記載の学校水泳授業支援事業の委託料420万円は、プール事業の一部をサンエス温水プールで実施するためのバス運行委託等に係る経費でございます。(173 ○副市長 真鍋康之君)




2019.3.18  平成31年度予算審議特別委員会

 サンエスプールの学校水泳の授業支援事業、366ページの、3小学校以外の残りの7校は、(略)来年度大体6月から11月の期間で、子どもたちお一人当たり3回、3日間入水するという、サンエスを活用するという方法で、学校水泳の計画を進めている。
 今の学校プールでしたら、6月末から7月にかけての短い期間の中での学校水泳となりますが、各学校でその期間の中で割り当てまして、学校水泳を実施していただく計画となってございます。 (157 ○岩崎学務課長) 

  2019年度は3校が学校プール使用、残り7校は基本的に今後使わない。子ども達が立ち入らないような配慮をするとともに、新たな使い方検討(158 ○桐岡教育総務課長)


 31年度一般開放実施予定なし。今後全面的中止。居場所作り事業のお披露目とあわせて、周知はかる。(210 ○岡田教育部長)


 やはり激変だと急ではないかという御指摘はごもっともでございます。今回プールの維持については難しいと判断させていただいた中で、今回一部のプールは使わざるを得ない。一部、残りのお子様はサンエスのを使わせていただくと。

 そういった中で、やはり一般開放をとめざるを得ないんですけれども、かねて一般開放ができなかったときに、サンエスへ行っていただくために、その券を発行するといいますか、バスを回したという事業もやっておりますけれども、そのときにも相当やはり利用が少なかったという事実も、経験も踏まえて、今回このように判断させていただいたところでございます。

(218 ○岡田教育部長)

 


2019.3.19 平成31年度予算審査特別委員会

一般開放は利用者数低下、猛暑で解放日が半分以下になった。(14 ○竹中市長)



2019.3.25 泉南市教育委員会平成31年第3回定例会会議録

○桐岡教育総務課長

 それから、1つ飛びまして学校プール授業事業、これにつきましては平成31年の予算額が786万1,000円、平成30年度予算に比べ、マイナス179万9,000円となっております。減額の要因としては、学校プール授業をサンエス温水プールを使用して実施するということで、それにかかわるプール開設準備委託料と、プールの総合管理委託料が大幅に減になったためでございます。



2019.5.14

教育委員会が児童生徒家庭に手紙配布




2019.6.5 令和元年第2回定例会(第1号)

 環境省が発表する暑さ指数を基準として一般開放を実施、開催予定期間の半分を閉鎖。学校プール室内移行に伴い、学校プール停止の判断。温水プールは全校・園受け入れ不可にて対策を今後検討。(8 ○教育長 古川聖登君)


 大きなテントないし遮光ネットを張りめぐらすにも相当な経費かかる。(註:質問してみた)先生が前日から水面をシートで覆うのも非常に難しいだろう。(註:暑さ対策は一般開放事業なのでは?)残る学校(註:サンエス利用以外)は散水で配慮。(12 ○教育部長 岡田直樹君)


 プール水温、去年実績で35度超えるプールの温度になったところあり。この中では熱中症の危険性あり、一般開放中止。その日数が一般開放した日数の半分以下。子どもたちの熱中症に対する安全性を考え、そうすることで経済的効果大きいこともあり、温水プールへ切り替えたい。清掃工場がいつまで使えるか。10年とすると、それまでの間には温水プール、市民プールと学校授業用を兼ねたプールに移行したい。(16 ○市長 竹中勇人君)


 子どもの意見を聞くことは大事と認識している、ただプール施設に関する案件は安全確保の観点から大人の責任で判断すべき。平均築30年修繕費800万。(24 ○教育部長 岡田直樹君


 保護者の方への説明は、3月議会で予算の関係でお認めいただき、関係機関と調整して教育委員会からのお手紙が5月中旬になった。(28 ○教育部長 岡田直樹君)


 スケジュール感、考えてきたのかということでございますけれども、実際に昨年の秋に台風によっていろんな被害を受けた教育施設がたくさんございます。
 まずは、学校の教育環境を整えるために、そっちを優先に被害を調べて対応していったところ、プールに関してもやはり使えない、被害が出ているということがわかってまいりまして、それらが実際に秋、冬ぐらいでございます。
 そこから、代替検討を本格化、予算計上をしてできるようになったのが、2月の上旬ぐらい。確定が3月下旬。
 そこから関係機関等の説明を含め、保護者周知のお手紙が、5月になってしまった。
 

 まず屋内プールをつくってからではないのかというところ、それもやはり御指摘、確かにそういうふうに感じるところがございます。
 ただ、今回このような形で学校
プールを停止させていただく方向で考える過程で、市長のほうからも新たなプールをという御発案をいただいておりますので、かなり緊急的にこのような対応を考えてきたというところがございますので、御理解をよろしくお願いいたします。
 夏場の泳げる場の保障はいかがかと、これにつきましては、先ほど個人的にと申し上げましたけれども、その
プールの例えば温水プールの無料券等というのを考えたところでございますけれども、かねて本市で夏の一般開放ができなかった時期に、バスを仕立てて各学校付近まで迎えに行って、プールを活用していただいたときにも、なかなか御利用がなかった、少なかったということもあって、今回はちょっとそういったところはもう、何とかしたいなという思いはあったんですけれども、させていただいていないというところでございます。御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。(57 ○教育部長 岡田直樹君)


 (行革の中でプール廃止はなかったか)第五次行革には記載があるやに考えている。したがって、我々は常々そういったことを考える立場にあった。(61 ○教育部長 岡田直樹君)


 利用を停止したプールの扱い、放置することはあってはならない。取り壊しについては泉南中学校プールを除却した事例だと3,000万円弱かかった。

(198 ○教育部長 岡田直樹君)




2019.6.7 令和元年第2回定例会(第3号)

 学校プールにつきましては、御承知のこととは存じますが、FMの計画の中でも、学校の施設とは別に、水泳授業に関する施設の位置づけとしての取り扱いについて言及しているところでございます。将来的にはプールの廃止の方向、民間施設等を活用するという方向で書かれているわけでございます。
 今回は、それはFMの計画としては、そういう位置づけではございますけれども、昨年の猛暑、それからその後の台風での被害、そういうのもありまして、本年度の
プールの使用が、あの猛暑によって、子どもたちに対する熱中症のおそれがあるということもありまして、急遽温水プールを使っての授業はできないかということの検討をさせていただきました。
 そういう去年の秋からの検討(註:情報公開請求していたが請求内容改変された)ということになったこともありまして、市民の皆さんへの決定してからの説明の時間が足りなかったということでございまして、それにつきましては、5月に市民の保護者の皆さんに学校を通じて、その辺の文書を送付させていただきました。
 それとともに、今現在順次各学校のほうで、この
プールについての説明会を教育委員会のほうでやっていただいているというところでございます。
 FMの計画の、いわゆる猛暑への対策としての前倒しという位置づけで御理解いただけたらというふうに思います。
(88 ○市長 竹中勇人君



2019.6.24 泉南市教育委員会令和元年第6回定例会会議録 

○古川教育長

 さて、6月議会が先日ございまして、私も初めて市議会に出席させていただきました。新教育長の教育方針を問う質問が多く 出されました。主なやりとりを御紹介した いと思います。

まず、学校プールの廃止についてでございますが、ちょうど配付しております教委資料2をごらんいただきたいのですが、これを厚生文教常任委員会に配付し(註:正確には厚生文教常任委員協議会)、御説明いたしました。後ろについている「お知らせ」というルビつきの資料は、保護者の説明用に配ったものでございます。

この件につきましては、既に3月の定例会でもある程度、御説明させていただいていると思う(註:説明していただいていません)のですが、近年の夏季の暑さが尋常ではなく、熱中症の危険もある状況で ございます。昨年度の学校プール一般開放も半分以上が熱中症の危険性があるため開 催できないような状況でございました。また、老朽化や災害による修繕費もかさむこと、それから雨の日も含めた不安定な事業になること、プールの維持管理に関する教職員の負担軽減など働き方改革にもつながるというようなこと、インストラクターに よる専門的な指導を受けられることなど総合的に勘案して、2年をかけてサンエス温 水プール等において事業を行うことにいたしました。バス移動を伴うこと、授業時間 が若干減ることなどへの指摘もありました が、子どもの教育を第一に考えて施策を決めたと御答弁させていただいております。 また、この件は私が来る前の3月議会にお いて今年度予算の審議の中で決定した事項 だったのですが、市民から来年度から元に戻してほしいとの請願が出され、この6月議会で審議されました。市議会定例会最終 日に最終的な審議がなされまして、最終的に否決という結果になりました。結果、プ ールに関する事業については、サンエス温水プール等において授業を行うこととなっております。ただ市民への説明が遅い、また十分ではなかったとの御指摘が議員からあったこともありまして、既に行っております説明会をより丁寧にしてまいる所存でございます。また先行して行っている小学校からお話を聞きますと、子どもたちには 好評だということでございます。

(略)

○栁澤委員 プールの件なんですが、やは り市民からは今までどおりの方法で実施し てほしいという声があったんですね。先ほ どの御報告でありましたが、請願が議会で 否決されたということでした。

 この文面を読めば、そうせざるを得ない というのもよくわかるんですが、毎年、学校プールの一般開放については、行政主導 で、できるだけ安価で実施してあげるほう がいいのではないかと私はずっと思ってい たんですが、老朽化や去年は気温が高いと いうことでかなりの日数が中止になっていました。やはり、昨年と同じような形での 実施は、なかなか難しいものなんですか。

○古川教育長 市議会議員からは他市で新 しくプールをつくるというお話があったり、 実際に泉南市の財政状況から、今後更新し 続けていって、それで持つのかというよう な御意見など多方面から御議論がございま した。また、市長からも当面はサンエス温 水プールを活用するけれども、将来的には 何らかの形で市民全員が使用できるプール の建設なども考えていきたいという御答弁 がありました。市民の中にも学校プールが なくなるということ自体がショックだとい うような声などがあるのは事実です。請願 については、最終的に否決されたとお話を しましたが、採決の際、賛否について、人 数的には拮抗しておったような状況もござ いました。そのような状況ですので、私ど もはこのように一旦決まった以上は、しっ かりと今後も市民への説明を丁寧に行うと ともに、実際に運営に当たって支障がない ように、まず無事故で実施できるようにし てまいりたいですし、プールの問題は学校 施設の問題でもありますので、学校の在り 方そのものも今後どうしていくかという本 格的な議論を少し早目にしないといけない と思っております。その中でプールをどう するかということをもう一度しっかりと検 討してまいりたいと思っております。

○栁澤委員 すみません。

○古川教育長 栁澤委員。

○栁澤委員 あくまでも将来的な話ですが、例えば泉南市として立派な体育館であると か市のプールという形で、学校としても使 えるようなものをつくるという案も出てく るかもしれないということですよね。この ままでは学校にプールもないという話にな っていくのでしょうが、いずれは教育に使 えるような施設を、財政面の話はあるんで しょうが、長期的に考えていくということ なんですよね。

○古川教育長 はい。学校施設の在り方をしっかりと構築した上で進め、その際に体育館や市民プールなども検討していければと考えております。市の体育館も老朽化しておりますし、サンエス温水プールも長期間使えるわけではありません。以前から学校関係だけではなく、公的な施設の配置についても課題があるということでございますので、計画的に無駄がないようにしっかりと続いていくような形で計画を練る必要があると考えておりまして、それについては責任を持って進めたいと思っております。

註1:教育委員会で審議も報告もしてなかった学習指導内容の変更(インストラクターの指導とサンエス温水プールを使うこと)を保護者説明会の後に、ようやく教育委員に説明しています。「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」違反です。詳しくはこちらを見てください。

註2:他にもこの会議は、学校水泳施設保護者説明会での保護者の意見を紹介しています。一部をここに載せておきます。

学校プールを廃止にするの であればわざわざ温水プールに行く必要はないのではないか  

1年生のお子様にとっ て大プールというのは深いので、上げ底の 板を置いてもやっぱり落ちるリスクがある のではないですか

 雄信小学校は比較的まだきれいなプールなので 参加されたお父様からは、残っているプー ルはどうするのですか、もったいないです よね

一番保護者の皆様が御心配されていた意見としては、今回6 月から実施をいたしまして 11 月の終わり まで展開いたしますので、できれば6月、 7月の間に実施時期を希望したい

実際に市民の方で事務局にお電話 いただいた方は、女の子で髪の毛が長いと、 乾かすのに時間がかかるのでやっぱり冬の 水泳というのは心配ですという意見もいただいています。



2019.7 広報せんなんPDFファイル

学校プールの一般開放を中止。居場所づくり事業実施通知。


 

2019.7.22 泉南市教育委員会令和元年第7回定例会会議録

註:学校水泳施設保護者説明会についての報告があり、保護者の意見が掲載されています。資料名「学校水泳授業施設のあり方の見 直しについて、保護者説明会まとめ」保護者の意見の部分を引用しておきます。

「これについては大人の問題である。コストと現実をてんびんにかけて判断したという感じがする。この点について、説明はできるのか。」
「いずれにしても、子どもにかか わることなので、少しでもよい条件が整う ように教育委員会のバックアップをお願いしたい。」
「屋内プールを使用するというこ とについて、このことは決定なのか。」

「子どもは、現状の学校プール(屋外の プール)を楽しみにしています。説明を聞く上では、まるでスイミング教室のようだ。 今後は、子どもの感想やアンケートを聞き 取るのか。」

「屋内プールを使用するに至るまでのプロセスが見えない。事後感が否めない。」

 「学校水泳の質を上げるということであ れば、既存の施設をブラッシュアップする などの方法があるはずではないのか。」

「屋内プールではなく、お日様のもとで泳ぐ学校プールでしか味わえない授業がある。それを子どもに体験させられないのは残念だ。今回の通知は決定なのか。昨年、5回のプール授業でやっと泳げるようになった。3回へ減ることで泳力はつくのか。天候による削減なら諦めもつくが。」

「熱中症対策等のためと言って、学校プールが閉まっていくが、ことしは、 まだ3校の学校プールが残る。それなら樽 井小学校プールも同じように残せるのではないか。なぜ、その3校だけが残るの か。」

「泉佐野市では、全ての小学校にプール をつくっている。紫外線や暑さの問題もわ かるが、泉南市の学校プールも紫外線対策 として屋根をつけるなどのアイデアで屋外 プールを続けてほしいと思っている。学校 プールを取っ払うのが難しければ、ドーム 型のものをつくればよいのに。」

 



2019.9.4 令和元年第3回定例会(第1号)本文

 本市の学校プールにおきましては、やはりいずれも経年劣化が進んでいる。施設の安全性を確保するために、一定の修繕とか補修でしのいできてはおりますけれども、やはり運営・維持管理コストが高止まりしていた現状がございます。

 猛暑が継続しておることも含めて、今後のプールの施設のあり方について検討を行った結果、プールの授業自体も屋外から屋内へ移行させていただいている。一般開放事業も中止とする判断に至った。一般開放の再開は、毎年利用者が減ってきていた実態や、維持管理運営経費もございます。そういった費用対効果も相当減ってきているという現実と、猛暑等の安全性の確保の観点から、やはり実施が困難だと考えております。176○教育部長(岡田直樹君)

 

 まず、学校プールの水泳の授業のことでございます。来年度、どう考えるかということでございますけれども、今現在まで数校といいますか、三、四校終わっていただいておるんですけれども、夏休み前に終わっていただいた子どもたちにアンケートをとらせていただいたところ、大変好評でございます。

(註:上記答弁時のアンケート集計は夏休みまでにサンエスで水泳授業を受けた児童のもの。2019年12月15日時点のアンケート集計結果はこちら)  

 また、教員の先生方もインストラクターとペアになって少人数で班編制できたということで、かなり丁寧な指導ができたということとか、あるいは保護者からも、かなり子どもさんが水泳授業を楽しみにするようになりましたという声も聞いてございます。そういったところもあって、やはり今後も来年度もプール授業を屋内型のプールで行っていく取り組みを進めていこうというふうに考えております。 

 (プール廃止の)費用対効果といいますか、経費の比較なんですけれども、ちょっと今どこかにあるかもしれませんが、予算委員会等でもしかしたらこれまでちょっとお示ししているものがあるかもしれませんので、また追って見つかりましたらご説明させていただきたいと思います。283○教育部長(岡田直樹君)

 


 昨年度プールの一般開放、学校プールを使っての授業の経費おおむねと今年の予算の対比。昨年度は一般開放及び学校プール授業、トータルで2,800万円以上かかっておりましたのが、今年の一部の学校プールを使うのと、それから屋内型プールへ行って授業をする件、その分のトータルの経費は、おおむね1,400万円強ということでございます。297○教育部長(岡田直樹君)




2019.9.6 令和元年第3回定例会(第3号)本文

 註:学校プールは全国的には減っているが、廃止という形ではなく、集約とか再編。泉南市みたいに全部の小学校の学校プールをなくすというような例はまずない。全国でそんな例はありますかという問いに対して)学校プールの縮小等についての例ということですけれども、今資料を持っておりませんけれども、国における調査等で学校プールを順次廃止、あるいは廃止していくというのが、この10年間でもう全体の25%がやめていっている。30○教育部長(岡田直樹君)


 (註:集約・再編という形でも議論をし直すということは考えていませんかという問いに対して)今現在学校プールの利用停止の判断については、変わることはございません。34○教育部長(岡田直樹君)


 2レーンしか使えないんじゃないかというご指摘があろうかと思いますけれども、これまでも今までもお子様のアンケートを取っておりまして、あるいは先生のお声を見ておりましても、少人数指導ができたというようなお話、そういったアンケートも出てきてございます。(略)夏休みまでの状況で見ておりますと、お子さんのアンケートでもすごくよかったとかよかったが95%、インストラクターの先生が教えてくれたこと、よくわかりましたということの回答が、やはりとってもわかりやすかった、まあまあわかりやすかったが、これも96%、今回の水泳学習でこれまでに比べて水泳が上手になったと思うかというアンケートに対しては、これも89%、今回の水泳学習について、あなたのお子様の気持ちを教えてくださいというアンケートに対しては、とても楽しかった、まあまあ楽しかったという回答が、これは96%、そういうような形で、大変子どもからもいい評価を得ているというのが現実でございます。38○教育部長(岡田直樹君)

(註:上記答弁時のアンケート集計は夏休みまでにサンエスで水泳授業を受けた児童のもの。2019年12月15日時点のアンケート集計結果はこちら) 



2019.12.4 令和元年第4回定例会(第1号)本文

 平成30年度の学校プールの被害状況。市内10施設のうち、東小学校を除く9施設が台風21号による被害を受けている。外周フェンスの倒壊が6カ所、施設の屋根の破損とか、プール槽や配管などに不具合が生じている可能性のあるもの大半で 半数(修正2022.4.7)ございます。そのうち、実際に使えるように復旧したものは信達小学校、西信達小学校、砂川小学校プールのフェンス類を復旧したほか、そのほかは仮復旧という形で、フェンスとか、外部に危険を及ぼす、あるいはお子様に危険を及ぼすというようなものを取り除いた程度。

 被災したプールの見積額は、国、大阪府等へ被災状況を報告するために見積もったもので、被災後1週間以内での報告が必要であったため、業者への見積もりではなく、職員が被災現場を回り、写真を撮り、これまでの工事実績を参照して簡易積算した結果。これがお問い合わせの被害見積額の算定方法。

 被災直後にプール関連の被害額を見積もったものとしてはおおむね70万円から500万円弱という形でございます。

 仮復旧として飛散物(註:を取り除き)工事フェンスを設置したような額は、人件費を除いた額で各プール数万円から17万円程度となっています。

 本格的な災害復旧に要する額になりますと、事業者に見積もり依頼したり、まだはっきりわからない部分としては、プール槽とか配管の被災調査を精査するために必要な経費というのも加算する必要があって、相当な額に上るものかなと認識。(註:プール槽と配管は壊れているのかいないのか不明)

 プール改修、修理について国への補助金を申請したのかというのは、国への災害復旧負担金の申請を行いましたプール施設は、砂川小学校プールとなっております。災害復旧に関しては、校舎とか体育館など、子どもたちが学校生活の多くを過ごす箇所を優先して本格復旧していくという方針のもと、この災害復旧負担金の申請を行いました。265○教育部長(岡田直樹君)


 東小学校プールは台風での被害はございません。学校プールを稼働させるためには、もう既に全てのプールで老朽化が進んでおります。(註:各小学校の劣化度調査の結果 行革・財産活用室)台風被害がなくとも、各学校プールを夏前に稼働させるためには、経年劣化している部分の修繕と清掃がまず必要です。そして運転するためのいろんな委託が伴うということで、屋外プールの稼働には、毎年毎年使うだけのコストではなくて修繕コストもかかる。
 そういったところを踏まえて、ことしの夏は3校のプールに絞って使わせていただいて、他の学校は公設民営プールで授業を行うこととしたもの。
 その際には、単独の学校だけが使う学校プールについては、今年度から利用停止させていただいたところ。 269○教育部長(岡田直樹君)

 

 

 (註:教育委員会定例会のときの議事録のことについて)
 私たちのほうからの御説明としては、学校のプールの施設整備は、老朽化が進んできており
(註:各小学校の劣化度調査の結果 行革・財産活用室)このたび修理できない状態が、修繕等の見通しが立たないということもありますが(註:ここでは「修理できない状態がある」と言い切らなかった)、今後の維持改修コスト等を考えますと、平成31年度は、先ほど申し上げた3カ所の学校プールは使用できますが、近い将来全てのプールを閉鎖せざるを得ないと考えておるところだということを御説明申し上げた上で、最終的に平成30年度(註:31年度の間違い?)の方向についても御了承いただいたというところでございますので、御理解をよろしくお願いいたします。
 東小学校のプールについては、単独の学校だけが使うところについては、平成30年度(註:31年度?)から利用を停止するということで、させていただいたものでございます。
 あともう1点、一般開放の件でございます。やはり学校
プール、屋外プールというのは、一般開放の時期、どうしても夏の高温の傾向が激しいので、屋外での子どもたちの激しい運動には、相当な配慮が必要となるであろうこと等から、やはり一般開放については、もう中止ということで考えさせていただいたところでございます。273○教育部長(岡田直樹君)


 学校プールの利用停止、また今後の水泳授業のあり方につきましては、私が来る前の泉南市議会においても、予算の関係で御議論があったと承知しております。
 熱中症の対策の必要は、もちろんですけれども、先ほど部長が説明しましたように、いずれも老朽化が進んでおり(註:各小学校の劣化度調査の結果 行革・財産活用室)、施設の安全性を確保するために、施設修繕などの維持管理コストが高どまりするなど、今後の施設のあり方について検討が必要であったところであると。
 何よりも、実際に今年度屋内プール、温水プールを使用した子どもたちにアンケート(註:アンケートの設問がおかしい 様式と結果はこちら)をとりましたところ、大変高い確率でよかったという、そういう回答が得られておるところでございまして、当初よりのこの教育委員会の判断というのは、正しかったと私は確信しておるところでございます。

 子どもたちは、当然学校プールを使用した経験がある子どもたちであり、実際にそういう温水プールでやって好評だったということは、こちらのほうがいいというふうに言っていただいたものだと、私は解釈しております。そういう意味からも、教育効果が高い、そのような方法を選択したのだというふうに理解しております。 277教育長(古川聖登君)

 

 

 それから、一般開放の委員会の皆様からも、ああ、いいねということでいただいておりましたので、そういったところを総合的に判断して、一般開放について高い評価と申し上げたところでございます。 281○教育部長(岡田直樹君)



 一般的に言いまして、今、全国で学校の水泳授業を、自校のプールで行っているところは減っていると認識しております。

 そして、民間のプールを使用するところも少なからず出ておると。それは単純に施設の問題だけではなくて、先ほど来、話題になっております民間プール自体のいろんなサービスですとか、また天候の問題、そして安全上の問題、それらを各都市におきまして総合的に御判断になられた結果、そのような状況になっていると。
 したがいまして、私ども泉南市におきましても、いろんな段階で御意見をいただきながら、また議論しながら現在に至っていると承知しておりますが、私は先ほども申し上げたように、単純にアンケートの結果だけではなくて、今の判断、方向性というのは間違っていないと確信しております。
289教育長(古川聖登君)


 他市の状況等いろいろあるかと存じますけれども、私ども泉南市において、さまざまな資料をこれまで議会でも御提出し、御説明をしてきました(註:質問してみた)けれども、泉南市の判断として総合的にそのような方向性を出してやっている。そのことについて他市がやっているとかやっていないとか、そういったことは、参考にはいたしますけれども、あくまでも総合的に賢明な判断をしたものだと思っております。293教育長(古川聖登君)

 

 子どもにかける経費は二の次なのかという厳しいお問い合わせでございます。

 我々行政は、子どもはやはり次代を担う人材であり、その育成に関する施策は、本市が取り組む課題である定住人口の促進やまちの活性化など、持続可能な地域社会の実現に向けて、大変重要な施策だと考えてございます。

 そのため、教育委員会では、学校施設の保全整備とあわせて、教育施策全般について、限られた財源の中、必要な予算を確保するよう努力しているところでございますので、御理解願いたいと思います。

 また、2つ目のプール廃止等の関係でございます。学校プール施設の利用停止については、まず市事務局側で検討を行い、そして平成31年1月の定例会において、被災以後のプールの安全確保が不十分であること註:上記定例会議事録でこの発言は確認できない)、あるいは来期の一般開放事業の実施が困難であること等、それから水泳授業については、一部温水への移行を検討し、今後全面的に温水プールへ移行していくということ御説明し、学校プールを近い将来廃止していく方向であるということについて御説明を行いまして、そこで了承を得て教育委員会で決定していただいたものでございます。(註:この答弁は事実に反します。詳しくはこちらの報告書を見てください。)20○教育部長(岡田直樹君)



 今回、学校プールで水泳授業をしないこと、プール自体を使っていかないことを決めたのは教育委員会でございます。24○教育部長(岡田直樹君)



 市民プールは、今温水プールがありますけれども、あの温水プールで水泳の授業も含めて、ことし、来年やっていくことにしてございます。

 その施設が、今の清掃工場がもうかなり老朽化してきておりまして、多分あと10年ぐらいで建てかえをせざるを得ないかなというふうに思っていますので、そうなりますと、そのプールはあと10年ぐらいで廃止ということになります。

 それまでの間に建てたいと、つくりたいというふうには思っておりますけれども、まだ具体的な計画としては持ち合わせてございません。できることなら民間の活力を利用して、市民プールあるいはそれにかわるものをつくっていただきたいというふうに考えてございます。28○市長(竹中勇人君)




 プールの一般開放と授業事業につきまして、平成30年度決算と31年度の見込みとの差額については、平成30年度決算につきましては、一般開放事業と授業事業を合わせて約2,300万円となっております。

 それに比べまして平成31年度の予算、同じ項目を合計しますと1,200万円になりまして、その差額については約1,100万円の効果額というような言い方ができると思います。

 ただし、この中には水道料金と電気代は入っておりません。41○桐岡教育総務課長



失礼します。私から2点、まず1点目のその説明の中で水温が低いからというお話でございます。それと、最後の丁寧な説明をということについて御答弁申し上げます。
 まず、委員御指摘の点のその水温が低い点というのは、プールの一般開放ではなくて、プールの授業のことでございます。やはりプール授業は6月から7月という1学期の時期に行いますので、やはりこれまでも聞いておりましたのは、最初にプールに入る前のシャワーが冷たくて、子どもがもうキャーキャー言ってしまうというようなところも聞いておりましたけれども、実際にその梅雨の時期に学校のプール授業を行うことがありましたので、雨が降ったりして水温が低くて、あるいは雨のためにやめるということがあったというところでございます。
 一方、考え方としましては、一般開放については大変猛暑のこともあって、うまく運用できないこともあったというところも含めて、今後屋外型のプールについては、熱中症対策が難しくなってくるであろうということで、大きな方向性としてプールの廃止、利用停止を方向として決めていったところでございます。

 なお、最後の丁寧な説明をというところでございます。今後やはり委員おっしゃるとおりでございますので、今後もプールを利用停止していく学校につきましては、また保護者説明会等を開催して説明してまいりたいというふうに考えております。85○岡田教育部長


使用しないプールの今後の活用につきましては、学校プールにつきましては、その学校によってその配置する位置が異なっております。学校によっては敷地内にある部分もありますし、敷地外にある場合もありますので、それによって跡地の活用というのを使い勝手のよい、悪いというのが出てくると考えております。

 その中で、優先順位をつけた上で、その活用を検討していくんですけれども、まずは土地を借りて運営しているところについては、早急にうちとしても、どのようにして土地を活用して返していくのか等を検討して判断すべきだと考えております。86○桐岡教育総務課長


今、委員からも御披露がございましたように、プール につきましては、私ども一旦利用停止させていただきますと。その一方で、今御披瀝がございましたように、市長も屋内型プールを新たな手法で設置するんだという方向性を示していただいております。 
 それまでの間、御不便をかけるところではございますけれども、そういったところで、近い将来一定の将来、そういった新たな屋内型の市民プールをつくっていくということにしまして、現在この利用停止についてパブコメをするということは考えておりません。 90○岡田教育部長

 

 プール ですけれども、プール自体が昨年の台風で、相当損傷をいたしております。それとあわせて、昨年一昨年と夏は非常に暑い日が続きまして、プールの中の水温が非常に高くなってくる。

 プールの中で、水の中にいる状態でも熱中症になるおそれがあるという日がありました。実際には一般開放した日でも、半分以下しか使うことができなかったという状況もありました。

 しかも、夏休み前に プール 授業をやっているわけですけれども、夏休み前のプール授業となりますと、ちょうど梅雨の時期でございますので、梅雨の雨が降って、プール授業ができないというふうな、授業の日数が減少するということもあったわけでございます。

 そういうのもトータルして考えた結果、温水プールを使うことによって、一年中いつでも授業ができるわけですので、しかも雨が降っても関係なく、そういう プール の授業ができるわけですので、そちらのほうに切りかえていこうということで、ことしからそういう切りかえをさせていただいたと。

 来年につきましても、全校が行けるようにスケジュールを確認して調整をした結果、来年から全て温水プールで授業ができるというのは確認されてございますので、そちらのほうで進めさせていただきます。

 実際にことし、その プール へ行って温水プールで授業を受けた子どもたちにアンケートをとって御意見を伺ったところ、やはりそちらの温水プールで、専門のインストラクターによる授業を受けるほうがいいという、非常に子どもたちからも、そういう高い評価をいただいていますので、こちらのほうは、そういう形で続けさせていただきたいというふうに考えてございます。(註:アンケートの設問がおかしい 様式と結果はこちら)

29○竹中市長



 パブリックコメントをとったらということでございますけれども、実際には保護者の皆さんにも、学校を通じてその辺の説明をさせていただいて、そちらのほうに、温水プールでの授業のほうに切りかえをさせていただきたいというふうに思っておりますし、実際に市営プールを温水プールでつくるというのは、今現在まだこれから着手する段階ではございますけれども、それはつくっていきたいというふうには考えてございます。

 ただ、その手法をどういう手法でやっていくか、私が思っていたのは、貝塚市がやられたような方法、そういう方法で私も考えておったんですが、直ちにできる状況じゃなかったものですから、何年か先にその辺の手続をとっていきたいなというふうには思っておるところでございます。

 パブリックコメントについては、もう皆さんに説明させていただいて、了解いただくということを前提に、パブリックコメントをとるという予定はございません。31○竹中市長




竹中勇人泉南市長の責任を問う




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